衝突被害軽減ブレーキが作動しました…[体験談]

日記

ジムニーシエラを運転中、インフォメーションディスプレイにたまに点灯する「BRAKE」の文字。

これは、スズキ車に搭載された「デュアルセンサーブレーキサポート」による警告表示です。

ただ、実際のところ、警告が表示されたことのある方は大勢いても、サポートの効果を実感するような危険な目にあった方はごく少数だと思います。

そこで今回は、安全運転に努める皆さんの代わりに、実際に衝突被害軽減ブレーキが作動した際の体験談を記してみます。

デュアルセンサーブレーキサポートとは

そもそも「デュアルセンサーブレーキサポート」とは、SUZUKIの多くの車に搭載された安全アシスト機能です。

その効果には、危険度に合わせて3つの段階があります。

前方衝突警報

作動条件

・約15~100km/hで走行中

・前方車両などに衝突する可能性があるとき

作動効果

・室内ブザー警報 (音:ピピピピピ)

・マルチインフォメーションディスプレイ内に警告表示 (表示内容:BRAKE)

始めが「前方衝突警報」です。これは皆さんでも経験があるのではないでしょうか。

僕の場合は、たまに危なくないようなタイミングで作動することもありますが、作動しないよりは良いだろうと気楽に考えています。

前方衝突被害軽減ブレーキアシスト

作動条件

・約15~80km/hで走行中

・前方車両などに衝突する可能性が高いとき

作動効果

・室内ブザー警報 (音:ピーーーー)

・マルチインフォメーションディスプレイ内に警告表示 (表示内容:BRAKE)

・ブレーキペダルを踏んだ際の制動力を増強

続いてが「前方衝突被害軽減ブレーキアシスト」です。

「前方衝突警報」のように知らせてくれるだけでなく、実際にブレーキにアシスト効果が加わります。

衝突被害軽減ブレーキ

作動条件

・約5~100km/hで走行中

・前方車両などとの衝突が避けられないとシステムが判断したとき

作動効果

・室内ブザー警報 (音:ピーーーー)

・マルチインフォメーションディスプレイ内に警告表示 (表示内容:BRAKE)

・メーター内にデュアルセンサーブレーキサポート作動表示灯が点滅

・自動的に強いブレーキが作動

最後が、この記事の題材でもある「衝突被害軽減ブレーキ」です。

これが作動するということは、事故が起きる可能性が凄く高いということなので、作動することが無いように安全運転を心掛けないといけません。

衝突被害軽減ブレーキが作動した際の体験談

ここからが本題で、本来は作動することが無いように気を付けないといけない「衝突被害軽減ブレーキ」が作動してしまった際の体験談です。

が、先に言っておくと、人や車にぶつかりそうになったわけではありません。
何なら、正直、危険な状況だったわけでもありません。

それは、雨が降ったある日の夜のことでした。

残業を終えて日付が変わろうとしている中での帰り道、車がすれ違うことが不可能な細道にて、木の枝葉が道にのりだしていました。

AIによるイメージ画像

おそらく雨風が強かった影響によって、管理されていない空き地から枝垂桜のように木がはみ出したのだと思います。

その時、残業で疲れている影響もあってか、空き地を管理しない所有者に少しイライラした僕は、約10km/hほど出ていた速度から減速せずにそのまま通ろうとしました。

その時、木にセンサーが反応して「衝突被害軽減ブレーキ」が作動したのです。

「衝突被害軽減ブレーキ」が作動したとき、もちろん急に止まったことによる驚きもありましたが、一番は、音の怖さにとても驚きました。

なぜなら、ブレーキペダルを踏む通常のブレーキとは違い、ギアが壊れるんじゃないかという音を発しながら止まったからです。

間違えてチェンジレバーをR(リバース)に入れてしまったのではないかと思うほどの音で、実際にギアが壊れるということはなかったのですが、正直トラウマレベルです。

あまりの出来事に少しのあいだ放心していましたが、落ち着きを取り戻した後、車が木に触れていることも気になりました。

他社のCMだったか分かりませんが、自動ブレーキは対象に当たらず止まるイメージを持っていたので、ジムニーの公式サイトを確認したところ、

作動した時の速度が約5km/h~約50km/h(歩行者の場合は約5km/h~約30km/h)であれば、衝突を回避できる場合があります。

とありました。

ただし、雨が降った後とはいえ速度が約10km/hでも木に触れたことを考えると、「衝突被害軽減ブレーキ」での衝突の回避はまず不可能と考えておいたほうがいいかと思います。

以上が、実際に「衝突被害軽減ブレーキ」が作動したときの体験談です。

事故を起こしたわけではないのですが、「衝突被害軽減ブレーキ」が作動する粗暴な運転であったことは反省しています。

ブレーキ音は本当にトラウマレベルだったので、皆さんは僕を反面教師にして、そんな音を聞かなくてもいいように安全運転を心掛けてください。

参考ページ:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny/safety/

Posted by YADo